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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

感想「SAW」

 一度見ておかなきゃ、と思っていたのですがなかなか「観よう」という気になれなくて放っておいてしまった作品。

 

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※作品の都合上、盛大にネタバレします

 

「オチでびっくりする作品」ということで有名なので最後のオチだけは知っていたのでドキドキが半減するかと思いましたがそんなことは全くなく、楽しく見ることが出来ました。「オチでびっくりする作品」系を見尽くしていると多分予めオチを知らなくてもある程度予感できたんじゃないかと思うのです。(間違いなくゼップは踊らされているところまでは読めた)「如何にしてシリアルキラーのワナから脱出することができるか!?」という脱出ゲーム的なドキドキだけでなく、登場人物の細かい心情も描いているのがよかったです。



 特にゴードンが話進むにつれて「こいつ典型的クズだなー」と思わせていくところとかアダムが「この人悪くないじゃん!かわいそう!」と思わせるところとか。(序盤の「覗き屋」というところで正体はわかったけど、それにしてもかわいそう)


 こんな風にいろんな人の思惑が絡み合う話って面白いですね。後半タップとゼップが話に混ざり始めてから人間関係がぐっちゃぐちゃにもつれてそれで最後に一気に話が解決するのはスカッとしますね。脱出ゲームだけかと思っていたので意外とハードに動く警察パートもなかなか面白かったです。アクションらしいアクションではないけど、無駄にハラハラできます。しかも期待を裏切る演出だらけ(いい意味で)満載で目が離せません。「え、そこで死んじゃうの?」とか「え、まだ死んでないの?」とかフラグを立てておいてバキバキ折っていくところはかえって痛快。

 あと、意外と途中までグログロ展開もないのが親切設計で安心してみていられました。どうしても途中でスプラッタばんばん来ると「もうヤマはないな……」と飽きちゃうので。最後のオイシイところまで大事なシーン取っておいて、一気にデロデロと来るのでここでも目が離せません。


 そんで最後のオチ。予め知っていても「そうきたか!」って思えるし、何よりかにより「実際じっとしてるの大変だな……ご苦労様」とそれ以外何も言えない。んで、二人とも生死不明なのがちょっと。せめてアダムが助かったかどうかだけは知りたかった。(ゴードンはどうでもいいや)


 まとめると、細かいところまで作ってあって目が離せない映画でした。最後まで飽きることなく、仕掛けに驚かされるお化け屋敷みたいな作品。これは2も見たくなるなぁ。同じ脚本家が3まで書いてるみたいだし、3までは見てみよう。


 おまけに、クライマックスの「わわわわわアカンよアカン」という例のシーン見てハピツリのランピーの話思い出したのは本当にどうでもいいことでした。ハピツリで個人的に一番痛そうで苦手な話。こういうの本当に苦手。でも苦手だから見ちゃう。そんで「うわー苦手だー」って再確認する。無限ループですね。くわばらくわばら。

【グロにつき閲覧注意】http://www.youtube.com/watch?v=RO7Q1tMGE7g