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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

感想「かぐや姫の物語」※ネタバレなし回


 期待していた通り「かぐや姫」さっそく見てきました。今回はネタバレしない程度に感想だけ書きます。




とにかく「生命讃歌」と「少女賛美」がこれでもかとバシバシくる作品でした。


そんで見終わった瞬間の感想が「ずるい」と「エロい」でした。


 とにかく全編通して「かぐや姫」がエロい。多分ジブリでこんなに一人の少女の生まれてから成長するまでの心理だけにこだわった作品はない。赤ん坊から子供へ、そして思春期の少女への心の変わり方がわかりやすいし作品のテーマである「生命讃歌」に合わせて「少女スバラシイ」がビンビン来ました。だから「エロい」。


 大人になることへの不安や周囲との葛藤のエモーションは俗っぽいのに神話のように表現しているなぁと思いました。何ということはないシーンなのに感情を乗せるだけで180度変わって見える映像も圧巻。だから「ずるい」。


 映像もとにかくキレイ。冒頭が冬の終わりの季節から始まるのですが、絵を見て寒くなったのは初めての経験でした。「梅もまだ咲かない」季節の肌寒いけれどもうすぐ暖かくなるといった空気が映像だけで伝わってきたのは本当にびっくり。


 ただ、物語の展開は多少の追加要素はあれども基本は「竹取物語」そのままなので「質感のあるアニメーション」を楽しめなければつまらないかもしれない。それに平安時代特有の時代設定がわかっていないとよくわからない部分もある。絵本のかぐや姫しか知らないと「え、それキショイ」と思うシーンが結構あると思う。そういう点で「説明不足」の感じは否めない。でも全部説明される映画も嫌なのでこれはこれでオッケー。


 あと、やっぱり「歌」の破壊力。「うたう」でラスボスが倒せる某ゲームじゃないけど、「歌」は危険だ。未だに劇中挿入歌が頭にこびりついて離れない。


 他にもいろいろ言いたいことはあるけれども、次のネタバレ考察回に回します。(「罪と罰とは?」「あの追加キャラの意味は?」とか)


 総合的に言うと「風立ちぬ」と同じくやっぱり人を選ぶ映画かもしれません。でも、「風立ちぬ」よりはアレルギー出る人も少ないと思うので、見るかどうか迷っている人には見ておいて損はない映画だと思います。ただ「風立ちぬ」同様ジブリに幻想を抱いている人は総スカシを食らう気がするのであくまでも「ジブリが作った大人向け絵本」くらいの気持ちがいいでしょう。


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