感想「ユージュアル・サスペクツ」
「オチが素晴らしい系映画」として見てみた。
※この映画はネタバレなしで見るのが一番なので、以下未鑑賞の方は閲覧を控えてください。思いっきりネタバレします。
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2006/09/08
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【あらすじ】
ある事件が起こる。警察は最重要人を拘束して、話を聞く。すると彼は事件の発端からのことを話し始める。汚職刑事、強盗コンビ、爆弾魔に詐欺師の5人が集まったことから話は始まり、そこには裏社会の顔「カイザー・ソゼ」の存在が見え隠れする。
【感想(ネタバレ!!)】
いやー、なかなか面白かったです。話の途中から「恋人を見て動揺するのが演技」とかわけわかんないミスリードで犯人を逃してしまったのが残念です。「コバヤシ」が偽名なのは想定内でした。あんな彫り深いコバヤシさんはあんまりいないと思う。
でもそこが「実はその場で作った話」ということを強調していて面白い。ひと段落して新聞記事を見るシーンから「あ、やっぱり、あ!!」というピースがはまるカタルシスは間の取り方も相まってなかなかの絶品。このシーンのためにだけ映画本編があると言ってもいいと思う。
基本が全てキント(?)の「作り話」ということもあって、キャラクターが「如何にも」な風体だったのも面白かった。どう見てもチンピラからヤクの売人、ヤクザの側近に汚職刑事まで記号化されたワルばかり。(汚職刑事といえばアウトレイジの小日向さんが結構好きです)つまらないと言えばつまらないけれども、安心して見ていられるというところはあります。DVDを借りてみるときはなるべく時間のある時がいいと思います。どうしても続けて二回見たくなると思いますので。