感想「食人族~最後の晩餐~」
おっぱいは大事。
【あらすじ】
古生物学者を乗せた飛行機が航路から大幅にずれたジャングルに不時着した。その一帯は「恐竜の谷」と呼ばれているが、食人の習慣を持つ危険な原住民の保護区でもあった。生き残った一行は救援を求めるために、アマゾンのジャングルを横断する。
【感想】
どう見ても低予算、どう見てもエログロ、どう見てもくだらないという魅力しか感じない感じに「軽く隙間時間に見たいなぁ」と思いレンタル。予想を裏切らない感じが最高でした。
初っ端から酒場で姉ちゃんの乳を露出させて吸おうとするサカった兄ちゃんが出てきて主人公が姉ちゃんを助けようと乱闘になったり、教授と話に来た主人公が部屋に入ると、ヒロインが素っ裸で「のび太さんのエッチ!」状態だったり、序盤からおっぱいぼろんぼろん状態がフルスロットルです。わくわくしかありません。
そして航路と大幅に離れた場所に不時着。生き残ったのは主人公とヒロイン、ベトナム帰りとそのアル中女房、ポルノ写真を撮影していたカメラマンとそのモデル。ここでベトナム帰りが「ジャングルは任せておけ」って先頭に立つんだけど、これが非常に頼りない。
お話は三段落構成で、「食人族」というタイトルながら食人族は中盤のパート担当で前半は「食人族から逃げるべくジャングルを進む人間模様」です。ベトナム帰りが威張り、女がへたばり、多少の諍いが起きて、カメラマンがピラニアに食われ、ベトナム帰りと主人公が殴り合いのけんかになってしまいます。そこで主人公は一度離脱するんですが、もう「この後ピンチになったヒロインを助けに行く要員」的な予定調和の喧嘩に見えて仕方なかったです。
さて、食人族に見つかった一向。ヒロインとモデルは捕まり、アル中奥さんは流砂に沈んで、ベトナム帰りは囲まれて心臓を抉り出されてしまう。この辺くらいしかカニバっぽいところはありません。あとは捕まったヒロインたちが脱がされて食人族たちの衣装に着替えさせられて、変な祭壇みたいなところに祀られてしまいます。完全におっぱいの無駄遣いでした。
すんでのところで主人公が助けに入り、何とか川を下って逃げることができたのですが今度は悪徳採石業者に捕まってしまいます。労働者を奴隷のようにこき使いエメラルドを掘っていたのです。主人公はブタの檻に繋がれ、ヒロインとモデルはおっさんたちのモノになってしまいそうになります。そこでモデルのほうが「言うことを聞けば助けてあげる」と言われておばちゃんにおっぱいを舐めさせたのに殺されてしまいます。おばちゃん助ける気ナッシングじゃん。夜は悪徳業者に襲われるヒロイン。何とも気の毒な展開ですが、その間に主人公は何とか脱出して悪徳業者のおっちゃんもその一味も倒し、ヒロインを救出しておっちゃんたちのヘリでジャングルを脱出というハッピーエンド。
最後までおっぱいボロンボロンでいわゆる残酷描写はあんまりなかったです。強いて言うならピラニアシーンとか心臓抉るシーンとかちょっとありましたが、ゴア比重はそんなに強くなくて、おっぱいに比重がかかっている映画でした。おっぱいは大事。おしまい。