傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

S・セガール劇場第11話『沈黙の神拳』

 ヤクザ編が終わったと思ったらセガール襲撃編が始まった。

 

【感想】

 悪質なレイプ殺人事件を調査することになったセガールたち。その現場に向かった帰り道、何故か襲撃されるセガール。しかも相手はプロ。返り討ちにあって逃げる相手を追い詰め叩きのめすけれど、何か裏があるに違いないとポン刀置き場のオフィスを探すとプロの手口の盗聴器が。どうやらセガールは命を狙われているらしい。

 

 今回も「レイプ殺人犯を追う」のと「セガールの命を狙っているのは誰か」が同時進行していて話についていくのが少し大変ですが、優秀な捜査官たちがきちんと立ち回りをしてくれるので安心してみていられます。特にジュリエットの性癖についてのアレは前回のレイプ魔事件で終わったかと思ったけど、まだまだ尾を引きそうだ。とりあえず今回は疑いのかけられた学長も犯人もなかなかわかりやすいクズなので最後セガールにぶっ飛ばされないと見ていられません。 

 

 そして「セガールの命を狙っているのは誰だ」というのは後編に続くネタになってしまいました。過去、なんらかの組織に入っていたらしいということはわかったのだけれど、それにしても怪しい。九州男児で剣士でイラクで従軍していて、現在特殊捜査チームを率いている歩く死亡フラグの謎のオッサンの命を狙う必然性がわからない(笑)。

 

 今回の見どころは序盤のセガール襲撃シーンですね。犯人逮捕より、プロと対決しているほうがイキイキして見えたのは気のせいでしょう。