傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

S・セガール劇場第9話『沈黙の挽歌』

 やってきました、「ヤクザ」回。

 

【感想】

 これまでロシアンマフィアや変態殺人鬼、差別主義者と戦ってきたセガールたちですがいよいよ「ヤクザ」と対決です。セガールvsヤクザと言えば忘れちゃいけないのがこちら。

 

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 「人斬りますよこれ」と言いながらポン刀でざくざく進撃するセガールが楽しいセガール作品なのですが、このセガールが何度もよぎる話になりそうです。この『セガール劇場』でも何度かポン刀を磨くセガール兄貴のカットがあるので、ついに今回使われるのかな?

 

 話としてはジャパニーズマフィア「ヤクザ」の捜査をしているセガールたちという構図。今作のセガールの過去も明らかになります。在日米軍人を父に、日本の剣士の一家の娘を母に持つらしいセガール。祖父から教えを受けた一流の剣士という設定です。ヤクザはそれまでのマフィアやチンピラたちと違い「奴には手を出すな」と言います。それでも弟分カツオの仇をとりたいケンジローとの対決が後編で行われるみたいです。

 

 今回の見どころは下っ端アキオの逃げっぷりです。ザ・ジャパニーズチンピラという風体がなかなか様になっていてよろしいです。一生懸命逃げたのに、最後残念だって言うのもわびさびの精神ですね。工作員として殺し屋をしていたという過去もチラ見していたセガール。次回、ケンジローvsポン刀セガールの対決が楽しみだ!