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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

感想「マッハ!!!!!!!!」

洋画 アクション

 仏像を取り戻せ!!!!!!

 

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【あらすじ】

 田舎の村で大切にされていた「オンバク」という仏像の頭部が盗まれた。主人公ティンは、同郷のハム・レイを頼りに単身バンコクへオンバクを取り戻しに行く。ところがハム・レイはジョージと名乗っていてティンの全財産を賭け試合に持って行ってしまう。ティンはオンバクを取り戻すためにマフィアの刺客たちと戦う。


【感想】

 熱い! 熱すぎる!

 

 トニー・ジャーのスタントはないしワイヤーもないらしい。乗用車を跳躍で飛び越え、数メートルの高さから落下し、挙句の果てに足に炎をまとわりつかせて敵を蹴り飛ばす。なんだこの人。一体どうすればこんな真似が出来るって言うんだ。


 「トム・ヤム・クン!」よりストーリーらしきものがはっきりあって話の中身も結構おもしろいです。「トム・ヤム・クン!」では巡査役やってたペットターイ・ウォンカムラオがヨゴレ役やってたのにちょっとビビりました。トニー・ジャーのアクションがすごいのは言うまでもないのですが、このクズみたいなハム・レイが結構好きです。クスリでイカサマ、人のお金を賭け試合に投入、ギャンブルでイカサマ、と小物感が半端ありません。でもちょいちょい出てくる父からの手紙を見て「クソっ」とぐしゃぐしゃに捨てるシーンが所詮田舎者感を演出していてお気に入りポイントです。


 この映画の面白いところはアクションシーンももちろんなんですが、悪役はクソみたいに悪役で制裁もうけるけど完全にハッピーエンドにならないところですね。「あーよかったよかった!」で終わらないしみじみとした後味を残すところが割とツボでした。ヒロインの姉は助からないし、「出家できそうにない……」だし。マフィアがデカい顔して麻薬は出回り放題だし、日本人や欧米人がヒャッハーってやってるし。ヒロインの後のことを考えると結構つらいものがある。アクションシーンは面白んだけどね。


 そんな映画のサイドストーリーは置いておいて、魅力はやっぱりアクションシーンです。街中を駆け抜けるトニー・ジャー。賭け試合での場外大乱闘。タイの三輪タクシーでの大カーチェイス。ついでにタイの商店街や街中の様子がきれいにわかってよいです。冒頭の田舎村の様子などもタイっぽくていいですね。こういうエキゾチックなところも相まってアクションシーンに魅力が加わっている気がします。ラストの巨像前でのバトルは正直痛いシーンの連続でした。個人的にのこぎりはちょっと勘弁だったかもしれない。でも、オチはきれいにまとまっているので、いいのかなぁ……。


 というわけでイチにもニにもアクションシーンが楽しい映画です。これも「考えるな、感じろ!」系の映画だと思うので頭空っぽにして見たほうが純粋に楽しめる作品だと思いました。