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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

感想「イノセンス」

邦画 SF アニメ

 一人で勝手に始めた攻殻機動隊週間なので一人で盛り上がることにします。

 

イノセンス スタンダード版 [DVD]

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 【あらすじ】

 人体においても電脳化と機械化が進み、精神をネットにつなぐことでどこまでが自己であるかを明確にすることが難しくなった時代。「人形遣い」との一件以降公安9課から姿を消した草薙素子。それから4年後、バトーとトグサはロクス・ソルス社製の少女型アンドロイドが暴走して所有者を殺し、自殺するという奇怪な事件を追っていた

 

 【感想】

 わかってはいたけどさ、これ完全に「GHOST IN THE SHELL」の続編じゃん。前作見ていないと何がなんだかわからないよ! 「攻殻のキャラある程度知っているし、こっちから見ても見られるかな」とか思っていた自分が甘かったよ。


 でも、それなりに単独作品として楽しむこともできました。今回はバトーが主役なのでバトーの御茶目な部分がたくさん見れて楽しかったです。電脳をハックされてお店の中でちょっと暴れちゃったり、前説明なしにわんわんと戯れちゃってたり、やっぱりS,A.Cとは完全に別人だなーと思いました。

 そして、話がとにかく難しい難しい。時系列に追っかけていくのでやっとです。ぼーっと見てたらすぐおいて行かれる体育会系ストーリーです。特にキムを尋ねるシーンの三連チャンは映画館で見ていたら「?」ですね。少しずつ演出が違うので意図的に繰り返しているのはわかるのですが、それでも「何故繰り返す必要があるのか」がイマイチわからず、「なんか難しいことがしたいのだろう」という観点で見ていました。

 そしてS.A.Cラストで荒巻課長が「外部記憶がないとさっぱりわからない会話だな」と言っていた通り、こっちも外部記憶が欲しいくらいの引用の量でオシャレなんだか無駄に難解にしたいだけなのか判別できませんでした。きっとどちらもあるのだろうと思います。

 ラストの素子降臨からの流れから、やっと事態が呑み込めてきました。結局事態は実力行使でぶち破るしかないのですね。でも最後のオチはちょっとかわいそうかな……ああでも言うしかないけど、仕方ないよね。

 全体的には映像はスリリングだし、音響もかっこいいしアニメとしてはやっぱり最高です。難点はやっぱり「攻殻機動隊」に触れていないと何が何だかわからないというところですかね。でも面白かったです、ハイ。