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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

感想「ホステル」

 何か血みどろ成分を欲していたので観ました。

 ※読むだけで気分が悪くなるかもしれないので気を付けてください。

 

 【あらすじ】

 世界中をまわり、買春ツアーを行っている三人組。スロバキアに最高のホステルがあると聞いて直行すると、そこはおっぱいぼろんぼろんの楽園のような場所だった。でもそんな甘い話があるわけもなく、「究極の快楽」を求める会員制クラブにひとりずつ連れて行かれる。そこは「人を殺すこと」を目的とする拷問殺人クラブだった! もちろん彼らは殺される側としてスカウトされていた。

 

 【感想】

 インターネッツをしていると「グロ注意!」という警告をよく見るけど、耐性の無い人が見たら危険という意味で、実際のグロレベルは大したことないことのほうが多い(主観)。しかし、この映画は「グロ注意!」が立派に仕事していた。グロ注意というか、「痛い描写注意!」だけれども。

 

 前半の薬物ラリラリすけべぇ祭りも実は割と大好きで、こういうグダグダな汚い画面を見ているだけで割と心が落ち着きます。このB級感がたまらない。それにこの後どうなるかをそこそこ知っているから、ジェットコースターで上昇しているような気分になり、「いつ落ちる? ねぇいつ落ちる?」とワクワクしてしまうオプションもついている。しかしこのおっぱいねーちゃんたち、どう見ても不自然過ぎてブービートラップにしか見えない。それだけ男は見境ないってことなんだろうか。

 話はトントンと進み、いよいよろくでなし兄ちゃんが切り刻まれるシーンになって「待ってました!」と姿勢を正したのはいいのですが、なんとなく趣がない……全体的に「ぐちゃ」「ぶちゃ」「びちゃ」「どぱ」だけで命乞いをするとか、絶望のどん底に叩き落とすとか、そういう精神的いたぶりが全くなかったのが残念だったのかも。加害側が無抵抗の人間を殺すことに快感を見出しているのかイマイチ伝わってこないのが問題だったのかも。イっちゃった目付きで「こいつめこいつめ!」っていうのがもう少しあれば、もっと楽しかったかも。

 それでいろいろ疑惑がよぎり、最終的に拷問も佳境に入るところでまさかの「脱出」展開。淡々と死体を切り刻んで燃やすところとかやたらべらべら喋るクラブ会員とか、「おやまぁ興ざめだわ」と見ていたら本作一番痛いと思われる、目玉ぎっちょんのシーン。畳み掛けるように緊迫したシーンが連続して最後まで飽きさせない。特に親指を立てながら列車に沈んでいくシーンが最高でした。

 無駄にエロかったり切り刻んだり痛かったり「ぶちゃー」だったりゲスだったり、盛り沢山な内容で最後まで楽しめました。ラストはちょっと蛇足かな、と思いましたがグロ以外の精神的残酷さでは作中トップレベルですのでまあいいかなと。

 2も見ようそうしよう。