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傍線部Aより愛を込めて ~映画の傍線部解釈~

主にひとり映画反省会。人の嫌いなものが好きらしい。

まどマギ感想(後)「さやかは不思議ちゃん通り越して痛い子」


 まどマギ感想の続き。SFとしては話がよく作りこまれていたと思う。今回はその辺をちらちらと書いていくよ。


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○「魔女化」システムについて。


 「希望を願えばその分絶望を背負うことになる」っていうのは斬新なアイディアだなぁと。この辺が従来の魔女っ子もののアンチテーゼになっていると思う。もちろん従来は子供向けだから絶望がどうのこうのなんて前面には出せないけど、絶望を背負って戦っている敵だって、昔は希望があって戦っていた。それを一概に「悪」と断定してぶっ潰すのはどうかという話。


 ウルトラマンなんかには「悪い奴にも事情があって」なんて話もあるけど、こういう物語をすんなり受け入れられるのは日本だからなのかもしれない。特にアメリカは「勧善懲悪」「ハッピーエンド」以外は物語だと思っていない節もあるらしいし。海外だとこういう話は斬新だと思うので、クールジャパンを目指すなら全面的に推し進めてもらいたい。


○「ほむらのループ」設定からの結末。


 ループものは最初見ると「すげぇぇぇぇ!」ってなるけど見慣れてみると案外文法が理解できてしまって新鮮味がない。古いけど「VS騎士ラムネ&40炎」とか「カゲロウデイズ」の元になっている「昨日公園」とか。後は来年ハリウッドで映画化する「All You Need Is Kill」とか。
(「ビューティフルドリーマー」は近いうちに見ます)


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 この話は宇宙人と戦っていて、死んじゃう主人公がその数日を何回も繰り返して生き残る方法を探る話。つまりゲームでボスを倒したけど、一発で倒したわけじゃなくて何回も失敗しているから倒せたみたいな話をSF風にまとめてあるという感じ。とっても面白いのでおススメ。ただ、今回のほむらのループの新鮮さは「友達を助けたい」というそれだけで自らループを選択しているということ。大体のループものは巻き込まれてしまった運命から逃げ出そうという流れになるんだけど、ほむらは進んでループを繰り返している。この辺が実は新劇場版につながるんだけど、それは次の機会に。


 まどマギに話を戻すと、結局の話の結末は「この世に神が生まれましたとさ」という結論。
結局「絶望は救済するもの」として位置付けてしまったあたり救いを持たせているようで絶望を受け入れないあたりに少女の潔癖さを感じさせるラストでした。あと、なんとなーく「ジーンダイバー」っぽいなーと見ていました。


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 女の子が世界の命運を背負って最後に選択するって構図、割と好き。しかもどちらかというと自分が犠牲になる方を進んで選ぶ。世界設定だけでいろいろ話ができる作品っていうのも、あんまりないんでいろんな人が「面白い」っていうのもわかる気がしました。


○あと個人的感想。


 マミとさやかのキャラが最後まで好きじゃなかったなぁ。単純にひねくれているキャラが好きなので杏子あたり大好き。まどかが好きじゃないのは言うまでもありません。ああ、単純に女の子キャラが好きじゃないのかもしれない。


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